AI動画制作、はじめました。|FlowとFireflyで作る未完成研究所|




AI動画って、派手な映像を作るものだと思っていました。

でも実際に作ってみたかったのは、もっと静かなものでした。

未完成のラフや、途中のメモを展示する、小さな研究所。


そこで今回は、Google FlowとAdobe Fireflyを使って、「未完成研究所」という映像実験をしてみました。うまくいかないことだらけでしたが、クレジット全部溶かしたけど、むしろ楽しかったというのが正直なところです。

使ったツール:Google Flow(動画生成)/ Adobe Firefly(動画生成)/ ChatGPT(世界観設計・プロンプト作成)Premiere(3つのシーンをつなげる)

目次

まず、できた作品を見てください

説明より先に、完成したものを見てもらった方がいいと思うので。

白い研究所に、白いロボット研究員と黒猫の助手がいる。ロボが未完成のスケッチを壁に貼って、猫が足元にすり寄る。それだけの映像です。Xのカバー画像にしている未完成博物館というイメージの世界感を映像で出したいなぁと思ったのがきっかけです。

// ChatGPTと相談しながら世界観とシーン構成を決めた

最初に決めたのは、「どんな世界を作りたいか」でした。

AIブログ研究所のコンセプトは「未完成博物館」。完成品だけを飾る場所ではなく、ラフも失敗案も、途中の形も、すべて価値ある展示物として扱う世界です。

その世界観を、映像で表現してみたかった。だから映像の中に、散らかった紙、マスキングテープ、丸められたラフ、青いシミのついたノートを入れました。完成した展示室ではなく、今まさに展示の準備をしている最中の研究所。

まず、この世界観のイメージ画像をChatGPTで先に作成。それをFlowに渡して動画化するという流れにしました。画像で世界観を固めてから動かす、という順番です。

世界観のイメージが固まったら、ChatGPTで画像を先に生成。その画像を参照しながら動画を作るという流れにしました。「先に静止画で世界を作って、それを動かす」という順番です。

失敗の展示室

NG集 №01 / 失敗...猫が置物になった件
ロボと猫が歩いてくる展示室の空気感を紹介するオープニングシーン。「カメラを右にスライドさせながら、猫とロボが一緒に歩いてくる」シーンを作ろうとしましたが、使用した猫の絵が座っていたからか、まさかの置物状態で滑ってきた。

NG集 №02 / 成功したかに思えたが、、、振り返ったら、知らない顔になっていた件
ロボが”未完成”を展示する
ロボがラフを壁に貼る。テープを貼る動きが中心。比較的思い通りに動いたので成功かと思いきや・・・
「君、誰やねん?!」

Scene 03 / 最初のシーンをプロンプトと画像を変更してみた。
銅像とかが、やたら崩れて未完成作品というか、ガラクタ展示みたいになった。未完成の芸術作品とかをプロンプトにいれたら、背景まで崩壊。あるある。

Google Flowのクレジットが尽きて、Fireflyに切り替えた

そういうわけで、失敗作ばかりでその日の無料クレジット50が全部なくなりました。

// 失敗ログ · Scene 01
  • 画像の猫が座っていたので、「置物」状態で動いた。
  • 「未完成」という単語をプロンプトに入れたら、背景の銅像が崩壊し始めた「制作途中の研究室」へ寄せた方がいい。
  • 試行錯誤しているうちに、50クレジット全部消えた
  • 細かく指示しすぎると、Flowが全部盛りしてきて失敗する。
  • シーンは細かく切り分けて作成したほうが成功しやすい。
  • 空間は固定して、キャラ・光・カメラだけ動かす

ただ、失敗するたびに「あ、こうなるのか」とわかっていく感覚が面白くて、最後の方手ごたえを感じてきたので、FireFlyで引き続きやってみました。私が使える無料クレジットは3回分しかなったので、失敗は許されない。(adobe最近プラン変更があったので。またそれは別の機会に)

気持ちを切り替えて、ChatGPTにシーン構成を一から書き直してもらいました。カメラの動き、固定するものと動かすもの、光の状態を整理した「ストーリーボード」の形で。

このストーリーボードをもとに、Fireflyで3シーンに分けて作成。さらに最初のイメージ画像が大事。クレイアニメ風にしたかったので、納得いくイメージになるまで生成。
各シーン毎にChatGPTにプロンプトを書いてもらって、内容も確認してからFireFlyで動画生成しました。

3本の動画を繋げて、1本の作品として完成。タイトルは「Lab Log №01 — Pinning the Unfinished」。未完成を、留める。という意味で。

シーン2に使ったプロンプトです

Keep the environment, lighting, textures, and visual world fully consistent with the reference image.

The camera is positioned slightly low behind the small white robot researcher, focusing closely on the robot attaching an unfinished paper sketch onto the wall.

Cinematic close-up composition centered on the robot’s hands, masking tape, and paper textures.

The robot slowly presses the masking tape onto the sketch with subtle handmade stop-motion movement.

The paper gently bends and moves slightly as the tape is attached.

Foreground objects remain softly blurred, while the paper fibers, clay fingerprints, matte surfaces, and handcrafted imperfections remain highly detailed.

Subtle rack focus shifts between the robot’s hand, the masking tape, and the unfinished sketch.

Soft natural morning light from the upper left reveals the tactile miniature textures and warm handcrafted atmosphere.

Calm, quiet, emotionally intimate atmosphere. Slow cinematic movement only. Premium Japanese editorial miniature photography aesthetic. No dramatic motion. No new objects. No readable text. No logos.

Google Flowについて、最低限だけ

// Google Flow · 使う前に知っておくこと(2026年5月20日時点)

  • GoogleのAI動画・画像生成ツール。画像と文章から短い映像を作れます
  • 無料プラン:50クレジット / 日。Liteモデルなら10クレジット/本なので、1日5本まで動画生成できます
  • Nano Banana(画像生成)は無料枠でかなり使えます。
  • 条件はしょっちゅう変わるようです。最新情報は必ず公式サイトで確認を
// 透かしと公開時の注意

Flowで生成した動画・画像には、目に見えないSynthIDの透かしが自動で入ります。SNSや業務利用では「AI生成物であること」を前提に扱うのが安全です。

まとめ:失敗も、ぜんぶ展示物です

今回は、Google FlowとAdobe Fireflyをはじめて使ってAI動画を作った実験の全記録をまとめました。

この記事の要点

  • 01.Google Flowは日本でも使える。Liteモデルなら10クレジット/本で手頃
  • 02.最初に「世界観の画像」を作ってから動画化すると、一貫性が出やすい
  • 03.Flowって、指示しすぎると別世界を作り始めるので、「何を固定するか」「何だけ動かすか」を明確にするとよかった
  • 04.クレジット切れで別ツールに切り替えるのも立派な実験の一部
  • 05.ChatGPTでストーリーボードを作ってからの方が断然うまくいく

明日また50クレジットがFlowで復活するはずなので、また別のものを作ってみようと思います。動画生成たのし~

完璧じゃなくていい。外に出すことから、はじまる。

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